トランプ大統領

トランプ大統領、共和党の討論会に出るのは「愚の骨頂」と発言

ドナルド・トランプ前大統領は、共和党初の予備選討論会に参加する理由を疑問視し、世論調査で他の大統領候補を大きくリードしていることを考えると、参加するのは「愚か」だと述べた。

8月23日にウィスコンシン州ミルウォーキーで開催されるFox News主催の討論会に参加するかどうかは決めていない、とトランプ氏は語った。同紙によると、インタビューは7月27日に収録された。

「完全には決めていない。討論会は好きです。今日もディベートのためにここにいるようなものかもしれない。ディベートのおかげでヒラリー(・クリントン)に勝てたのかもしれないし、ディベートのおかげで候補になれたのかもしれない」とトランプ氏は語った。

「私は他の候補者に対して50ポイントや60ポイント差のリードがあり、かたや支持率が0ポイント、1ポイント、2ポイントの人たちがいて、なおかつ、彼らが私に敵対的な質問をしてくるとして」トランプ氏は続けた。「しかも、もし私が討論会に出なければ、それほど多くの聴衆は集まらないだろうから。彼らが討論会をやるのは愚かなことのように思える。」

Morning Consultが7月28日から7月30日にかけて3,716人の有権者を対象に行った最新の世論調査によると、回答者の58%がトランプ氏を支持すると答え、フロリダ州のロン・デサンティス知事は15%の支持を得てダントツの2位だった。

ビベック・ラマスワミ氏が9%の支持を得て3位、マイク・ペンス前副大統領が7%で続いた。残りの共和党候補者はいずれも3%以上の支持を得られなかった。

トランプ氏は、1980年にロナルド・レーガン元大統領が討論会を欠席して以来、討論会を欠席するのは初めてではないと指摘。

さらに、討論会に参加することは、「敵対的なネットワーク」と対決することを意味する、と前大統領は付け加えた。

トランプ氏は、「このようなことをするのは愚かなことだと思う。そう、愚かなことかもしれない。」

「しかし、私はまだ決断していない。でも、私はまだ決断していない。実際、楽しんでいるし、いいことだと思う。でも、50ポイントも60ポイントもリードしているときに、それをやるのは愚かなことだと思う。」

7月29日、ペンシルベニア州エリーでの選挙集会で、トランプ氏は支持者に討論会に参加すべきかどうか尋ねた。

「10人、12人の敵対的な人々と敵対的なネットワークに囲まれて、ひどい質問で罵倒されるべきだろうか?」トランプ氏は尋ねた。「討論会をやるべきかな?」

群衆は “ノー “の大合唱で応えた。

選挙集会から2日後、トランプ氏は自身のトゥルース・ソーシャル・アカウントで、討論会は誰が自分の伴走者になれるかを競うものになるかもしれないと示唆した。

「誰を副大統領に選ぶか検討するために、討論をさせよう!」とトランプ氏は書いている。

デサンティス氏は、共和党大統領候補指名に対するトランプ氏の最大の挑戦者と広く見られているが、トランプ氏の決定にかかわらず討論会に参加すると述べている。先月、知事は前大統領に討論会への参加を呼びかけた。

「誰にも指名される資格はない。指名される権利はない。そして、彼も他の人たちと同じように姿を現し、自分の主張をし、質問に答えるべきだと思う。」とデサンティス氏はNewsmaxに語った。

また先月、共和党全国委員会のロナ・マクダニエル委員長は、トランプ氏が討論会を欠席するのは「間違い」だと述べ、「討論会の舞台に立たないことは、ジョー・バイデン(大統領)がメッセージを発信し続ける機会を増やすだけだ」と語った。

引用:Epoch Times

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