ダラス・フォートワース都市圏のより多くの世帯がウォルマートのドローン配達を利用できるようになった
ウォルマートは、アマゾンなどのライバルに対抗するため、ドローンによる配送サービスをテキサス州北部で180万世帯に拡大する。
同社のドローン配送は、ダラスとフォートワース地域全体の75%の世帯に届くことになる。この拡大は、メトロプレックス内の30以上の町や自治体の店舗に影響を与えるとウォルマートは述べた。
アーカンソー州に本社を置くウォルマートは、単一市場でこれだけの世帯にドローン配送を提供する小売業者は同社が初めてだとアピールした。ウォルマートは、すでに “米国の小売業者の中で最大のドローン配送フットプリント “を持っていると考えているが、急速な拡大を目指している。
ウォルマートによれば、ウィング社とジップライン社のドローンにより、配達区域内の世帯は30分以内に商品を受け取ることができる。
ウォルマートによると、両社のドローン配送業者は連邦航空局(FAA)から、常にドローンを確認できる専用の監視者なしで飛行することを承認されており、これにより同社は配達可能な世帯数を拡大することができたという。
2021年以降、ジップラインはウォルマートと協力し、アーカンソー州ピーリッジで商品を配達している。一方、ウィングは昨年8月、ウォルマートと組んでダラス・フォースワース地域の2カ所でサービスを開始し、6万世帯にリーチした。
約4,700のウォルマート店舗が米国人口の90%から10マイル圏内にあることから、同社はこのサービスを拡大する「ユニークな立場にある」と考えている。
同時に、ライバルのアマゾンも、2022年にカリフォルニア州ロックフォードで開始したドローン・プログラムを急速に強化している。
現在、Prime Airによるドローン配送は米国の3都市で行われており、今年後半にはイタリアと英国でも利用可能になる予定だ。
最近では、アマゾンファーマシー部門にまでサービスを拡大した。10月、同社はテキサス州カレッジステーションの顧客にドローンで薬の配達を開始した。
引用元:Fox Business