ドナルド・トランプ前大統領は金曜の夜、アイオワ州の聴衆に対し、バイデン政権下で衰退してきた国を立て直すことができる共和党大統領候補はただ一人だと語った。
アイオワ州デモインで開催されたリンカーン・デー・ディナーで、12人の共和党候補者の一人として演説を行ったトランプ氏は、「仕事を成し遂げようとしている候補者が誰なのか、あなたは知っているはずだ」と語った。
「私はアイオワ州で2度、本当に多くの票を獲得し、記録を打ち立てた。そして共に、わが国の歴史上最も不正な大統領であり、無能極まりないジョー・バイデンを粉砕しよう。彼は自分が何をしているのかわかっていない。彼は私たちの国を破壊している。」
「私たちは選挙に大勝し、アメリカを再び偉大な国にする」。
トランプは、2024年の共和党大統領候補指名争いで大差をつけて最有力候補となっている。最新のリアルクリア・ポリティクスの世論調査平均では、トランプ氏は52.4%で、フロリダ州知事のロン・デサンティス氏(18.4%)、大富豪の実業家ビベック・ラマスワミ氏(5.4%)がこれに続く。
トランプ氏は、アイオワ州の農家が中国の関税から280億ドルを免れたことや、アイオワ州の農業の主食であるトウモロコシの生産に依存するエタノール燃料の強力な支持者であることなど、1期目のアイオワ州での実績を挙げた。
「私はアイオワのエタノールのための揺るぎない戦士であり、皆さんの経済にとって非常に重要なエタノール・チャンピオンであり続ける。ロン・デサンクタスは、エタノールに積極的に反対してきた。これはアイオワ州にとって破壊的な打撃になりかねない。彼はいつも反対している」
トランプ氏は、自分のリーダーシップの下で、アメリカは “世界史上”最大の経済成長を遂げ、どの大統領よりも国境警備に尽力したと語った。また、連邦政府の推し進める中絶の権利の廃止に貢献した最高裁判事3人を含む、300人以上の連邦判事の任命についても誇らしげに語った。
「この問題では民主党が急進派であることを覚えておいてほしい。民主党は、5カ月目、6カ月目、7カ月目、8カ月目、9カ月目の胎児を殺すことも厭わない。彼らは過激派だ。」
「彼らこそ過激派だ。そして、立候補している政治家たちは、このようなことを許すことはできないし、彼らがやっていることを許すこともできない。彼らはこの問題を政治利用しようとする。私たちは国のため、命のために驚異的なことをしたのです」
引用:Newsmax